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韻文

2023-01-01から1年間の記事一覧

けさ来鳴き いまだ旅なる郭公 花たちばなに やどは借らなん___古今和歌集

過去問えば 鐘が鳴るなり もう0時

過去問えば 鐘が鳴るなり もう0時

背の高き 草吹く歩道 町も老い

背の高き 草吹く歩道 町も老い

道すがら クリーム色の 彼岸花

道すがら クリーム色の 彼岸花

人知れず 年古夜や 無縁仏

人知れず 年古夜や 無縁仏___ひとしれず としふるよるや むえんぶつ

秋いずこ 温め啜る 牛の乳

秋いずこ 温め啜る 牛の乳

ちびっこに 坊主叩かれ 錦鯉

ちびっこに 坊主叩かれ 錦鯉

草毟り 出でよ猪 心待ち

草毟り 出でよ猪 心待ち

心地よい コインランドリー 解体し グランドホテルも 絵葉書の影

心地よい コインランドリー 解体し グランドホテルも 絵葉書の影

苦瓜の 影が輝く 明け黄金

苦瓜の 影が輝く 明け黄金

秋の札 朝に門口 神が来た

秋の札 朝に門口 神が来た

壁歩く 御器噛眺める メロンパン 月欠け満ちる 私の小腹

壁歩く 御器噛眺める メロンパン 月欠け満ちる 私の小腹

苦死総べる 髪剃り月の 映え坊主

苦死総べる 髪剃り月の 映え坊主

東雲に 褪めて色づく 秋の姫

東雲に 褪めて色づく 秋の姫

浮図浮かぶ 無邪気な蠅に 払子振る

浮図浮かぶ 無邪気な蠅に 払子振る

齢故か 昨日殺した 蠅悔やむ

齢故か 昨日殺した 蠅悔やむ

籠入れば 撃たれず済んだ 阿呆鳥

籠入れば 撃たれず済んだ 阿呆鳥

透っ葉の 苦瓜越しに 雲を見る

透っ葉の 苦瓜越しに 雲を見る

鼻先を 撫でる秋風 花が乗る

鼻先を 撫でる秋風 花が乗る

鬱空に ソース取り出し 虚舟

鬱空に ソース取り出し 虚舟

ヨーグルト グリムをグリル ハンバーグ

ヨーグルト グリムをグリル ハンバーグ